「先生、私の病気、治りますか?」

「先生、私の病気、治りますか?」
という質問を何度か受けた事がある。
この質問に違和感を感じた。
「先生、私、〇〇大学に入学できますか?」
これは、さらに、違和感がある。
うちの車、故障したんですが、治りますか?」
と自動車整備店に行って、聞くのは違和感がない。

医療・教育と自動車整備の違いは何か。
自分の身体であり、自分の脳であるということ。
良くするのは、自分自身であるということが基本である。
良くするために、専門家 すなわち医療であれば医師、教育であれば教師
に助けを求めるわけである。
自分の身体を自分で良くしようという意識のある人は治癒が速い。
自分の身体なのに、複雑で分からないからという理由で自分で考えようとせずに、専門家に任せきりな人は治癒に向かわない。

では、専門家である医師の仕事は何だろうか。
自然治癒力を邪魔している何かを同定し、それを取り除くお手伝いをすること。
そして、自然治癒力を積極的に引き出すために借りられる自然の力を味方にすること。

それでも、私は自分に問う。
「私は、言い訳していないだろうか。」
私の診療は、最善かと言われればまだまだである。
もっと質の高い医療を提供できるはずだ。
そのためには、自分の健康度を上げるとともに、真の医療を学び続けていきたい。
皆さんと共に、依存ではない、より良い医療の形をつくっていきたい。

 

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