DoingよりBeingが大切

先日、初めて受診した患者さんの奥さまから、こんなフィードバックを頂いた。

「私の旦那さんは、統合医療やバイオレゾナンス医療のことはよく分からないけれど、さやか先生のことは信頼できるから、また受診にいくと言っていました。」

と言う。

 

はっと気付かされた。

 

私は、一生懸命、統合医療なり、バイオレゾナンス医療なり、真の医療の概念を世の中に伝えようと躍起になっていたが、実は、私がどんな医療を提供するかよりも、ずっと大切なこと。

 

それは、私がどうあり続けるか。

そっちの方が何倍も、重要なんだと気付かされた。

 

自分が医師であったり、持っている手段であったりするよりも、自分がどんな人間でありたいか。それがとても重要なんだ。

 

医療者でない私の夫は時々、人から

「あなたの奥さんは、医者だから、安心だね。」

と言われる度に

「俺は、沙耶花が医者だから結婚したんじゃない。」

って思うらしい。

 

私は、医者である前に、人間であるし、またどんな医療を伝えるかよりも、どんな心持ちで医療を提供するかの方が大切なんだ。

そう思ったら、毎日の診療が、本当に奇跡の出会いの連続だ。

先日、そんなことを考えながら診療していたら、思わず涙が出そうだった。