自分を追い込まない

「仕事を休んでは、いけない。」

「私が休んだら、代わりが居ない。」

「私が休んだら、自分の仕事が溜まるだけだから、休めない。」

と勤勉に働く日本人は多い。

診察室でも、そうやって、オーバーワークになって、うつになって、私に相談される方も多い。そんな方に私からのメッセージは

「休んでみたらどうですか?仕事を休まなくても、病気になってしまったら、元も子もないですよ。意外と誰か助けてくれると思いますし、何とかなりますよ。」

そうやって、人に迷惑をかけつつ、みんな助け合って生きている。

そして、自分を振り返ってみる。

「先生の代わりは居ないから、絶対に休まないでください。」

と言われると、とても苦しくなる。

「万が一、風邪を引いたら、仕事を休もう。患者さんにもスタッフにも迷惑をかけるけど、その時はその時で仕方ない。」

と考えると、救われる。そのように考えて、のらりくらりと仕事をしていると、本当に、休むような風邪を引いたり、怪我をしたりすることはなかったりする。

心配事の9割は起こらない。もし、そうなったら考えよう。そして、ピンチな時には、人には、思い切って甘えてみよう。