方向性が間違えている

ガンに自律神経が関係していると言う研究結果が国立がんセンターで発表されたそうだ。
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ガン患者は交感神経が亢進している。がん細胞の交感神経を特異的に抑制する遺伝子治療が研究され、マウスを用いた実験で結果が出たそうだ。結果は英国科学誌 Nature Neuroscienceに掲載されたそうだ。

ガン治療の方向性は、どこまでいっても、対症療法の域から出ない。

悲しいなあと思う。

交感神経が緊張し続ければ、ガンになるのは、当たり前のことだ。逆も然り。ガン細胞ができれば、交感神経が緊張し、血管を収縮し、がん細胞が増殖するのを防いでいるだろう。

交感神経が緊張している原因を取り除かずに、交感神経が働かないようにしてしまったら、どうなるだろうか。

一時的にがん細胞が縮小するだろうが、そのあとの二次障害が出るだろう。対症療法そのものだ。抗がん剤に継ぐ新しい治療法を研究しているのだろう。

では、なぜ、交感神経が緊張するのだろうか。

それは、ストレス刺激が持続的に続くからだ。ストレス刺激とは、化学物質であり重金属であり、電磁波であり、心的ストレスだ。

その根本にアプローチせずに、その結果を小手先で何とかしようとする現代医療にうんざりする。もっともっと根本治療に研究費を費やせば、より良い治療法を提供できるだろう。どうして、結果にフォーカスするのだろうか。人間は、考えるのをやめてしまったのだろうか。

なぜなぜなぜ?を追求するのをやめてはいけない。

臨床医のための臨床研究をしたいと本気で思う。