人生を自分事にする

人は、表面的に生きていると自分の感情に気づくことは少ない。逆に感情が出てきたときには、自分の根っこ探しを始めた証拠でもある。

人は、真に自分の人生の使命や生き方を考えるときに、マイナス感情もプラス感情も出てくるのだ。

そのときに、自分の感情に向き合うのは辛いから、多くの人が、目を背けてしまう。恐怖におののき、フリーズして、その場限りの行動をとる人も少なくない。

結果的に人に迷惑をかけているが、そのことにも気づかず、同じパターンを繰り返す人もいる。

これは、本人が望んでいることだから、私がとやかく介入することはできない。

当院で働き始めたスタッフは皆、自分の人生に変化が起きると感じる。

世の中の一般常識に疑問を感じ、自分の行動基準を人に求めるのをやめる。

そして、常識とは何か。考え方とは何かを問い始める。

そして、自分の頭で考えるようになる。

すると、世の中の体制に怒りを持つ人もいれば、家族や友人とうまくコミュニケーションが取れないと感じる人もいる。

そして、その人の人生が動き始めるのだ。自分の頭で考え、真理だと感じたら、今度は、自分がメッセンジャーとなり周囲に伝えていく。

動き始めるときには、葛藤がある。人は基本的に変化が嫌いなので、変化を強要されるときつい。でも自分が変化すると決心できたときに、人生は動き始める。

当院で働くことは、自分の頭で考え、自分らしい生き方を問われることでもある。私は、本当に好きな人とだけ働いている自分勝手な幸せ者である。