ピンチはチャンス

日頃から、診療や講演やセミナーでお伝えしていることがある。

「ピンチはチャンス」

思いも寄らないトラブルに巻き込まれた

風邪を引いて身体が動かない

家族が大病を患った

交通事故にあった

などなど、「なぜ、自分だけこんな目に遭わなければならないのか?」と感じる経験をしたことがある人は少なくないはずだ。

そんなとき、多くの人は、人のせいにする。もちろん、交通事故で、相手が突っ込んできたのが悪い。家族の病気は自分とは関係ない。相手から一方的に怒鳴り込んできたトラブルメーカーが悪い。

その通りだ。あなたは、何も悪くない。

このとき、多くの人は、自分を変えるのは辛いので、辛いことがあったら、忘れようとする。無かったことにする。そして、何度も、人生において、そう言った出来事が起こるが、その都度蓋をして、遂には、何の変化もない人生を送ることになる。

でも、困っているのはあなた自身であり、いくら相手を責めても何も変わらない。この出来事から、メッセージを受け取ることはできるだろうか?

私自身も、生きていると、予期しないことに日々遭遇する。ショックで、言葉が出ない事もある。もう、右にも左にも行けないと立ち往生してしまう事もある。

「ピンチはチャンス」

視点を上げて、自分の人生を俯瞰してみよう。私自身が、大きく成長するチャンスである。辛ければ辛いほど、それは、自分が殻を破り、成長する大きなチャンスなのだ。

つまり、今までの生き方に、無理があり、見直す必要があるのだ。生き方を変える必要がある。

あなたは、可もなく不可もない、平坦な人生を歩みたいだろうか?

それとも、大海原のような、谷あり山ありの人生を歩みたいだろうか?

いずれも嫌だが、可もなく不可もない人生ほど、つまらないものは無いのではないだろうか。しかし、大海原は、予想していれば、サーフィンに乗って、波乗りを楽しめるかもしれない。ビッグウェーブを楽しもう。