うれしかったこと

先日、スタッフWさんが、勤務中に、ポットのお湯で火傷した。

私は、ひそかに反省していた。

「あ、何か、朝から、クリニックの雰囲気が固かっただろうか。」

スタッフが風邪を引いたり、熱を出したりするとき

およそ、私のマネージメントに無理がある時である。

スタッフの怪我や体調は、クリニックのバロメーターでもある。

 

さて、火傷をしたとき、どんな処置をするだろうか。

冷やす。

サランラップ療法。とにかく保護をする。

軟膏を塗る。

などなど。

当院では何をしたか。

いわゆる、一般的な病院で行う処置はしなかった。

医療ではなく、手当てだった。

あるスタッフは、アロマを差し出し、

あるスタッフは、自然療法ショップから取り寄せたクリームのサンプルを差し出した。

そして、私は、振動コードを紙に書いて渡した。

大事には至らなかったようだ。

ほっと、一息。

そう、自然療法は、緊急時にこそ、威力を発揮するのだ。

Wさんの笑顔がうれしかった。

彼女の笑顔がないと、サヤカ・クリニックは始まらないのだ。